【照蔵雑学】ボンベって何?
仕事柄ボンベをみる機会が多いのですが、ふと思いました!
『こんな形してたり、こんな名前のボンベって一体………』
って事で調べてみました!
名前は爆弾!
まずこの『ボンベ』というのはドイツ語で
『爆弾』
という意味です!
これは一説では、ドイツから輸入したという訳では無いようで、第一次世界大戦時に日本が作ったボンベが列車内で大爆発して、多大な損失を出しました!
それを見たフランス人が
『日本の耐圧容器はまるでボンベ(爆弾)のようだ!』
という表現をしたところから、この耐圧容器は『ボンベ』と言われるようになったと言われています!
その為、海外で『ボンベ』というと伝わらないし、少し危ない意味で捉えられます!
なんであんな形?
ボンベの形は中に入れる気体やボンベのサイズに関わらず、あの形
『長円筒』
です!
丸いと転がっちゃうし、もし直方体とかに出来るなら保管する時積み上げもしやすくていいんじゃないかな?
と思っていましたが、あの形にもちゃんと理由がありました!それは、
『安定した強度の確保』
です!
ボンベに入れる気体は基本的に圧縮して充填されます!すなわち、ボンベの中は常に凄い圧力がかかっていることになります!
そこで、もし直方体などの形にしてしまうと、強度の強い所と弱い所の差が出来てしまい、結果的にトラブルが起きた時に破損し事故を起こす可能性があるのです!
本当は完全なる球体が理想だそうですが、持ち運びや保管に向いていない為、最終的にあの形になったそうです!
あの丸っこい形にもしっかり理由がありました!
中身を知るには色を見ろ!
ボンベには圧縮された気体が入っていると書きましたが、ボンベは基本的に強度が強い鋼鉄製であり、中身が見えません!もし見えたとしても気体であるため中身を知ることができません!
そこで、実はボンベは中身によって色を変えるよう規格で決まっています!
酸素=黒色
水素=赤色
アセチレン=茶褐色
液化炭酸ガス=緑色
液化アンモニウム=白色
液化塩素=黄色
などです!
色んな色のボンベがあるなぁ!とは思っていましたが、実はその色の違いで中身を知ることが出来るんですね!なる程!
感想!
いつも当たり前のように『ボンベ』と言ってましたが、名前の由来や形の意味を知ると面白いと思ったし、このボンベに関しては形も第一次世界大戦の時から変わっていない!
って事は何か新しい形や仕組みを考えればボロ儲けだな!と妄想を繰り広げました!
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