【照蔵雑学】入浴剤って何?

照蔵雑学
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ふと、入浴剤をお風呂に入れようとパッケージを見てみたら、『有馬温泉の湯』と書かれていました!

『ん?この入ってる粉が温泉?ってか入浴剤って一体何?』

って事で調べてみました!

入浴剤の歴史!

入浴剤の歴史は相当古くからあり、紀元前2700年前の古代ギリシャにて、医者のヒポクラテスがお湯に塩を溶かして患者を入れていた事などが分かっており、このお湯に塩を入れるという文化は中国などでも行われており、入浴剤とはもともと『塩』から始まった事がわかりました!

入浴剤の3タイプ!

現在使われている入浴剤は大きく3つのタイプに分かれます!それは

『植物、漢方薬に由来するもの』

『温泉成分に由来するもの』

『無機塩類化合物に由来するもの』

の3つです!

時にこのタイプを配合して作られるのですが、大きい分類としてはこの3つになります!

『植物、漢方薬に由来するもの』

古代エジプトや古代メキシコの文化で、お風呂に香草や香油をいれたり、薬草を入れて入浴していたという記述も残っており、日本でも江戸時代に皮膚病などの疾患に対してお風呂に薬草を入れた『薬湯』というものが存在し、日本の冬至に入る『柚子湯』などもこのジャンルに該当します!

明治時代から直接果物や薬草を入れるという事は減り、生薬を配合したものを布袋に入れた物が普及し、より手軽に入浴剤が楽しめるようになりました!

『温泉成分に由来するもの』

これは、明治時代から作られたもので、温泉成分を粉末状にして作られた入浴剤で、温泉をそのまま乾燥させて作ったり、その温泉の元となる鉱石を粉末にしたもの、また、温泉成分と類似させた物を粉状にしたものがあります!

もともと温泉地のお土産として開発された物でしたが、遠方にいても手軽に温泉が楽しめると話題となりスーパーなどでも商品が並ぶようになりました!

私が使った『有馬温泉の湯』もこのタイプの物で、温泉を直接粉にしたものではなく、特定の温泉成分に似せて作られていた商品でした!

『無機塩類化合物に由来するもの』

日本国内で一般的に使用されている入浴剤で、温泉成分の中でもより安全性が高いものだけが使用されており、また、主な成分は『硫酸ナトリウム』と『炭酸水素ナトリウム』ですが、『硫酸カルシウム』や『炭酸カルシウム』を配合することで、お湯を白濁させたり、肌に滑らかな感触を与えるようにと工夫されています!

お風呂にいれて、大体シュワシュワしながら溶けていくと思うのですが、このシュワシュワさせている成分が『炭酸ナトリウム』で、お湯に入れると『二酸化炭素』を発生させる為、コーラみたいにシュワシュワするんですね!またこのシュワシュワさせる二酸化炭素が体の保温効果を上げる役割もしており、実はあのシュワシュワにもしっかり意味があったんですね!

このタイプは温泉の成分に似せてあったりするものの、内容は異なる部分が多い為、パッケージの裏側には

『温泉の湯を再現したものではない』

とはっきり書かれています!

実は使い回しオッケー!

実は入浴剤は一回使い切りだと思っていたのですが、日にちを跨いでもミネラル成分はお風呂の中に残るので、翌日でも温め直せばそのまま使用可能です!しかし、炭酸ガス系の入浴剤の場合は、時間経過と共に炭酸が抜けてしまうので注意が必要です!

感想!

普段何気なく入れてた入浴剤ですが、実は色んな種類があることが分かって、これから入浴剤を使う時の楽しみが増えました!


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