うーん………背中が痒い!
ん?いつも当たり前の様に、痒い痒いと言ってきたけど、痒いって何だよ!
ってことで調べてみました!
生体防衛システム!
まず『痒み』の定義として、
『引っ掻きたくなるような不快な感覚』
とありますが、この痒みって結局何かというと、体に異常な事があれば知らせてくれる
『生体防衛システム』
って事が分かっています!
体に異常が出ている時に意識的に気付けて無かったとしても、この痒みがある事で、人は何かしらの異常がその痒いところにあるのだと気づけるようになっているのです!
痒みは皮膚のみの感覚!
この痒みは、体の表皮にある『C線維』という神経によって生み出されているもので、体の内臓部分にはありません!
その為、胃が痛い!という感覚は人にはあるのですが、胃が痒い!という感覚は存在しません!
しかし、内臓疾患系で『C線維』が反応したりすると、問題があるのは内臓なんですが、皮膚が痒くなるということもあるようです!
食物アレルギーの湿疹や痒みが出る反応もそれと同じ反応です!
痒みと痛みは別!
上記で書いたように、痒みとは『C線維』という神経が優位になると脳が痒いというシグナルを出すのですが、痛みとは全く異なるものである事がわかっています!
それは、痛みにあっては『A線維』という神経が優位になると脳が痛みというシグナルを出す別の物である為、全くの別の物であるからです!
でも、神経は違うのですが、この2つの神経はお互いに少し作用していて、
痛みの神経の『A線維』は、痒みの『C線維』よりも神経伝達スピードが速い事と関係しています!
よく、痒い所があったら叩いたり、つねったりすると痒みがマシになったり、蚊に噛まれた時に爪で十字に跡をつけると痒みがマシになったりしますよね?
これは、痒みの『C線維』が反応しているのですが、その反応より痛みの『A線維』の方が脳への伝達スピードが速いので、痒みという反応が出る前に、痛みという反応で打ち消されてしまうからなのです!
掻いたら最後!
痒い所を掻くって最高に気持ちいいですよね?
でもこの掻くという事に一切良いことはありません!
どういう事かと言うと、痒みが発生し、実際に掻くと、まず脳が痒いというシグナルに対して反応したので、その刺激に対して気持ちいいという状態になります!しかし、脳は良くても、皮膚は良くありません!皮膚とは言うなれば、外部の刺激や物質から体を守るバリアのような物です!
その皮膚を引っ掻き傷つけてしまうと、バリアが無い為に、余計に乾燥したり、湿疹ができ、前以上に痒みを生み出す『C線維』が敏感に反応し、更なる痒みを生み出してしまうのです!
この負のスパイラルに入らない為にも痒くても引っ掻く事をやめて、どうしても我慢出来ない時は皮膚科でお薬などを処方して貰ってお肌を守りましょう!
感想!
調べたら想像以上に奥深かったけど、やっぱり痒いのは嫌だなぁと思いました!でも掻く事に何一つメリットが無い事が分かったので、我慢します!いくら痒くても!
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