今回紹介するのはコレ!
神谷美恵子さん著書の

『生きがいについて』
です!
まず皆さんは、日々生きがいを感じていますか?
仕事帰りにおいしいスイーツを食べる!
携帯ゲームでキャラクターを強くする!
いろいろあるかもしれませんが、果たして今皆さんがされている事は、心がワクワクすることですか?
生きがいとは、心の底から喜びが湧き上がってくることをする状態のことをいいます!
改めて意識してみると意外に普段行っていることが、そこまでワクワクしないものであったり、惰性でそのまましていることが多いかと思います!
しかし、この生きがいと言うのは私たちに良い影響を及ぼすものでもあり、研究でわかっているのは、この生きがいを感じている人は他人に対しても恨みや妬みを感じにくく心が寛容になりやすいこともわかっているのです!
逆にこの生きがいが人生の中にないと、毎朝目が覚めると憂鬱な気分になって、「なんで自分は生きていかなければならないんだろう?」といったことを考えてしまいます!
怖いですよね!?
そんな私達にとって必要な生きがいを見つける手助けをしてくれるのがこの本です!
では早速内容に入っていきましょう!
やりたい事をやる!
まずこの本で最初に言われる事は、生きがいと言うのは
と言うことです!
「いくつもの要素が重なり合ってできているもの」
何か1つだけしようと思ってもそれだけでは私たちは生きがいを感じることができません!
そのいくつもの要素の中の1つが、
「自分がやりたいことをやる!」
です!
この要素は非常にシンプルなんですが、
「自分がやりたいからやる!」
と言う行動そのものが生きがいにつながっているからです!
皆さんは子供の時でも今でも何か夢中になっていることはありますか?
そしてその夢中になることに皆さんは何か意味はありますか?
私たちは論理的に生きているようで、実は非常に本能的に生きています!
そこに何か意味がなくても、自分がワクワクしたり、面白そうだからであったり、ただやってみたい!といったように、そこに何の意味がなくても、たとえお金にならなかったとしても、私たちは本能的に何かやりたいことがあれば、それをやりたい!と言う本能があるのです!
そして、その本能に逆らわず、自分がやりたいことをやる!と言うことが、私たちの人生を刺激しより良い方向に持っていく「生きがい」になるのです!
未来に希望を持つ!
これはどういう事かと言うと、人は未来が明るいとそれが生きがいになると言うことです!
仕事やスポーツや未来のために何かコツコツしていることなど、将来的には花開くことがあるかもしれませんが、積み上げているときには辛く苦しいことも多いです!
そして、その将来に行き詰まりを感じていると、人は生きがいを失いやすくなってしまいます!
もうこれ以上がんばっても出世出来ないし、何も変わらない!トレーニング頑張ってもそんなにモテるようにならない!などと暗い未来をイメージすると、人の気持ちは自然とナーバスになっていき、どう転んでも行機会など感じられなくなってしまいます!
それを避けるためにも、今やっている辛いことや、大変なことに対して、その将来に希望を持つことが大事なのです!
もし今知っている仕事が、将来の自分のためにつながっているんだ!と強く思ったり、今はまだ成果が出ていないが、今トレーニングしている事は将来体に現れていき、いずれモテるようになる!など、明るい未来を想像することが、生きがいにつながっていき、その想像しているより良い未来につなげることができます!
今何か積み上げていることに対して、常に明るい未来を想像しましょう!
誰かに必要とされていると感じる!
これはどういうことかと言うと、人は誰かに必要とされることで「生きがい」を感じることができると言うことです!
その代表されることが「仕事」です!
仕事をしていれば、何かしら社会から必要とされていることをこなすことになります!そしてその必要とされていると言うことが、自分の中への自信となり、それが「生きがい」となるのです!
逆に、この「人から必要とされている」と感じられなくなるとどうなってしまうか?
わかりやすいのは定年退職した方です!
仕事を定年まで全うし、明日から会社に行かなくていい!なんで清々しいんだ!と思うかもしれませんが、現実はそんなに甘くありません!
朝起きて、特別することもなくただぼーっと過ごす!そしてそこには何も生まれない!そして誰からも必要とされない!そんな現実に直面した時、精神的に追い詰められてしまい、急にボケたり、一気に老化が進んだり、誰かから必要とされることがないと、人はどんどん衰えていってしまうのです!
これは特別仕事でなくても構いません、年齢や性別、また特技や趣味など、それらを利用して人から必要とされたり、役に立てる事はこの世の中にはたくさんあります!
その人から必要とされることを大事にし、日々生きがいを感じていきましょう!
使命感に従う!
まず皆さんは、使命感とは何かわかりますか?
私はこの本を読むまで、正直使命感の意味がわかりませんでした!
この本が言う使命感とは、
「自分が生きている理由を理解して、それに向かって全力を注いでいること!」
と言うことのようです!
まぁ簡単に言えば、
「俺はこれをやるために生まれてきた!」
と感じることです!
そしてこの使命感を持っていると、人は大きい「生きがい」モテると言うことです!
確かに、自分が人生に置いて全力を尽くせることを見つけてそれに没頭していると言う事は、大変かもしれませんが、正直充実して幸せなことだと思います!
逆に、使命感を感じることができず、「自分がこんな仕事をやるべきじゃない!」と思ってしまったり、「俺はこんなことするために生まれてきたんじゃない!」と日々感じている人は、自分に「生きがい」を持つ事は永遠にないでしょう!
今すでに使命感を持っている方は、それに没頭していただいて、もしまだ使命感を持ってない方は、自分が生きている意味や使命をはっきりと自覚してその目標に向かって全力を注いでいきましょう!
変化と成長を感じる!
これは、人は仕事や日常生活に関しても、常に変化や成長を感じられることがあると、それが「生きがい」になると言うことです!
例えば、育てている植物が大きく育った!であったり、仕事が早くできるようになった!など自分や、自分が及ぼした影響で周りが変化したりすることをいいます!
人は、昨日より今日少しでも成長を感じられたり、自分がしたことによって周りが変化すると、それが「生きがい」につながることがわかっています!
しかし、これは簡単そうで意外に難しく、なぜなら、人は成長や変化を求めるにもかかわらず、基本的には「現状維持」を求める性質を持っているからです!
人の生存本能の本質は、とにかく「生きる」と言うことです!
なので、今ある状態や環境が変化しなければ基本的に死ぬ確率は低くなり生存率は高くなります!人はその状態を自然に追い求めてしまい、結果いつもの状態を維持しようとしてしまうのです!
そこで大事なのは、この現状維持をしてしまうと言う本質を持っているということを理解することと、人が「生きがい」を感じれるには、日々成長や変化が必要だと言うことを知ることです!
この2つを理解していれば、現状維持をしようとしても、これは人間の中に眠る本能だから、変化させても怖くない!と感じられますし、逆に変化や成長することこそが「生きがい」につながっているから、どんどん成長して変化していくぞ!と感じるわけです!
日々日常の中で、常に変化と成長を追い求め、「生きがい」を感じていきましょう!
生きがいは簡単に奪われる!
ここまでいろんな「生きがい」を感じる方法を紹介しましたが、何より知っていて欲しいのは、その「生きがい」は、急に、そして簡単に奪われることがあると言うことです!
例えば、仕事が生きがいの方が急に仕事をクビになったり、バスケットが生きがいだったのに事故で足が動かなくなったり、人は自分が悪くなくても、急にその「生きがい」を奪われることがあります!
これだけを聞くと、少し悲観的になりますが、ここで1番理解して欲しいのは、人は生きている以上、どこかで「生きがい」がなくなる可能性がある!と言うことです!
この事実を知らないと、自分が生きがいを感じていることがなくなったときに、強く絶望を覚えたり、人生を生きていても、目の前が真っ暗になってしまい、何もできなくなってしまいます!
そして、次に知っていて欲しいのは、人はどんな状況であっても、必ずどこかに「生きがい」を感じることがあると言うことです!
この本には、その生きがいを探し続けることを、「光を追い求め続ける!」と表現されていますが、人は1つ「生きがい」をなくしたとしても、必ずどこかに新しい「生きがい」があります!
だから、もし今まで大事にしてきた「生きがい」が急に奪われたとしても、絶望せず、新しい「生きがい」を追い求め、必ず幸せをつかみましょう!
最後に!
いかがだったでしょうか?
この本を読んでいて、特に面白いと思った事は、「生きがい」を持てば幸せになれるという内容ではなく、その「生きがい」は簡単に奪われる可能性がある!と言う部分で、私たちが生きているこの世界では、時に自分が悪くなくても、理不尽なことが降りかかってくることがあります!
しかし、人はその理不尽なことを事前に察知し、回避することは困難です!
私たちは頭のどこかに、そのことを理解しているはずなのですが、その場面に直面した時、大きく絶望してしまいます!
でも、日々生活する中で、その可能性を示唆し、その時とるべき行動や思考を理解していれば、もしその場面に直面したとしても、新たな幸せを見つけることができるのです!
この本が、「生きがい」を感じる方法を書いているだけの本だったら、正直そこら辺にある自己啓発系の本と変わりませんが、この「生きがい」が奪われたとき、どうすればいいか?を書かれていることによって、この本の面白さを数倍にしていると私は感じました!
何か日々生きていて幸せを感じなかったり、何か没頭できることがない方には、特にお勧めする本なのでぜひ手に取って読んでみてください!
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