【照蔵読書】心理的安定性のつくり方!

スキルアップ
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今回紹介するのはコレ!

石井遼介さん著書の

『心理的安定性のつくりかた』

です!

今回も実用的な部分をピックアップして要約していきます!

では早速入っていきましょう!

本当に必要なのは心理的安全性!

まずこの本のタイトルにもなっている『心理的安全性』とは何か?という部分なんですが、これは簡単に言うと

『組織やチームの中で誰でも素直な意見や疑問を言える状態』というよく世間で言う『風通しの良い』という状態のことで、GAFAの一つのGoogleが4年かけて社内を研究してわかった事は、チームの中の『心理的安全性』が高い方がより成果を出せる事が分かりました!

では心理的安全性が高いと、どんな良い事があるかと言うと、

『チームの学習を促進する』ということです!

これは、チームや組織の中の心理的安全性が高いと、『健全な衝突』!簡単にいえば『意見を交わして議論する事が出来る』という事です!

これを専門的に言うと

『タスクのコンフリクトができる』

といいますが、これが出来るとチーム内で出た疑問に対して、それぞれの意見を良い意味で衝突させる事が出来るので、幅広い見識が深められるし、もっと意見を交わし合いたいという欲求からどんどん学習に対してアグレッシブになります!

これの逆が『人間関係の衝突』です!

そのチームの中の年齢や役職、又は力関係など、意見の内容では無く、『誰が言ったか?』によって左右するようなチームでは積極的な意見が出る事もなく、結局何も言わない方が平和だ!と現状を遠くから見つめるだけになってしまい、学習意欲は下がってしまいます!

まずは雰囲気を作る!

『心理的安全性』を高くした方が仕事の生産性も上がるし、仕事に対する姿勢も変わるんだったらやるしかないじゃないか!

とは思ってみたものの、結局この『心理的安全性』が高い状態がどんな状況の事を言うのかがわからないと手を打つ事は出来ません!

この『心理的安定性』を高めるにはチーム内の雰囲気をまず作ることが大事なんですが、その中でも、『心理的安全性』を高める『4つの因子』というものがあります!それは

①話しやすや

これがまず最も重要な因子で、この『話しやすさ』こそが、チーム内の『多様な視点』や『状況把握』、また『素直な意見』や『アイデア』を出す為の必須条件だからです!

誰だって、どんな些細な事でも熱心に議論できるチームであれば自分の中の疑問やアイデアを積極的に出せますが、そうでないと、結局その意見やアイデアを出すのに抵抗があり、その中に眠る利益を掘り出す事が出来ないのです!

②助け合い

これは、チーム内でトラブルに対して何か対処をしたり、高いアウトプットをする時に必要な因子で、チーム内にて何か問題が起こった時に、犯人を探し、頭ごなしに怒ったり、非難したりする!という事をするのでは無く、その問題に対して、チームで協力して解決策を出せるか?という事で、この『助け合い』が出来るチームでは、それぞれが責任転嫁するのではなく、全ての問題をチームとして受け止め、解決策を導き出せる!という事だけでなく、もし失敗してもチームで補ってくれる!という安心感から果敢に挑戦をする事が出ができ、より良い成果を得ることが出来るのです!

③挑戦しやすさ

これは、チームで挑戦や変化に対して高いモチベーションが出せる状態か?という事で、チームの中で、『チャレンジする事こそが本当の利益だ!』とか『とりあえずやってみよう!』という新しい事に対して前向きに捉える因子であり、この雰囲気を作る事で、挑戦や変化に対しての恐怖がなくなり、チーム全体でどんどん前に進む事が出来るのです!

④新奇歓迎

これは、年齢や立場など関係なく、またいろんな能力や多様な視点、また枠を越えての対応が出来るかどうか?という因子であり、簡単にいえば、『存分に能力が発揮できる』や『出る杭でも打たれない』という事であり、この因子があれば、チームという枠を広げるだけでなく、色んなチームと繋がったり、協力し合う事でどんどん、新しいアイデアがうまれたり、新しい繋がりを作り上げることができ、チームだけでは出来なかった事でも達成する事ができるようになります!

心理的安全性には心理的柔軟性!

上記の内容からチームや組織に『心理的安全性』が必要な事はわかりました!でも正直思いますよね?どれだけ皆んなで頑張っても、結局先輩や上司にその理解が無ければチーム全体に浸透する事はありません!

もし、自分が先輩や上司の立場で職場の雰囲気を良くし、より良い成果を生む為にはリーダーシップを取る為の考え方が必要で、それこそが

『心理的柔軟性』

です!

この『心理的柔軟性』とは簡単言えば、『部下を信頼すること』であったり、『正しく問題を提議する』ことなどが挙げられ、この『心理的柔軟性』を物にするには3つの要因を身につけなければなりません!

①心理的困難に直面した時に、それを受け入れる!

これは、『無理!』や『難しい』という事に対して前向きに捉える能力のことで、何かアイデアや提案があった時に、それを頭ごなし『こんなのはやったこともないし、無理だよ!』と一蹴するのではなく、『確かに今の話では、この部分は不可能だね!でもこれに置き換えたり、これを選択すればもっと良くなるかもしれないな!』と言ったように、冷静に何ができて、何ができないかを判断し、無理な物は無理だと受け入れて、何だったら出来るだろう……と考える姿勢事が大事なんですね!

② 大切なことへ向かい変えられるものに取り組む

これは行なっている事が、思い描いていたビジョンに向かっているのかを確認することであり、また、その行動や成果を言語化することを言います!

例えば目指している目標があり、色んな意見やアイデアを実行していく中で、その行なっている行動の一つ一つが、目標達成する方向に進んでいるのかを確認し、それを抽象的ではなく、具体的にする!すなわち言葉にしっかり変換する言語化を行なってチームに示すということです!

これが出来れば、多角的な意見やアイデアが出たとしても、目標を見失わず、また、その意見やアイデアに対して、具体的に言葉で説明して貰えれば、全員が納得する事ができ、誰一人モチベーションが下がることもないのです!

③マインドフルに見分ける

チームや組織に長い時間いる方が特に中々出来ない事がこれで、今まではこうだったこうだ!とか自分はこのやり方でずっとやってきた!など、主観的な考えをするのでは無く、自分達がしているのはこういう事なのかな?今やっている事は正しいのかな?と客観的に物事を捉える事を言います!

『心理的安全性』が高いとは上記でも書いた通り、誰でも意見を出しやすい環境という事ですが、良くも悪くも今までに無い意見やアイデアが出てきます!その中に有益なものがあっても、この『客観的に捉える』という事が出来なければ、自分達が今までしてきた事にも何も疑問も持つことはなく、受け入れる事が出来ないでしょう!

だからこそ、チームのリーダーシップを取る人は、物事や自分達のしている事を『客観的に捉え』、いつもの常識に疑問を持ち、新しい事を受け入れる気持ちを持っている事が重要なんですね!

最後に!

いかがだったでしょうか?

私の職場でも、最近よく『風通しの良い職場』にしようと言っていますが、具体的にどういうことをしたら良いかなど、全くわかりませんでした!しかし、この本を読んで、この『風通しの良い職場』とは『心理的安全性』の事であり、それぞれに必要な要因を大事にすれば、より良い職場環境を作れる事を学べました!

この本では他にも実際の事例を交えた上での、『心理的安全性』を高めるスキルについての内容も書かれているので、興味がある方は是非読んでみて下さい!


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