【照蔵読書】子どもの経済力を決める父親からの問いかけ

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今回紹介するのはコレ!

『子どもの経済力を決める父親からの問いかけ』

です!

早速ですが、皆さんは自分の子供がどのような子に育って欲しいと思っていますか?

勉強ができる子!

思いやりが持てる子!

しっかりお金を稼げる子!

どんどん出していけばキリがないですが、誰だって親と言う立場であるなら、子供にいろんなことを期待するのは当たり前だと思います!

しかし、どのように子供に接していけばそのような子供に育つのか?

その点に関してはどれだけ子育てに携わっていてもなかなかわからないものです!

しかし、この本では親と言う立場から子供にどのような問いかけをすれば、学力を高めたり、挑戦意欲を高めたり出来るのかがわかりやすく書かれており、子供を2人持つ私にとって目からウロコの内容でした!

今回も、この本の中でも特に面白いと感じた部分に関して簡単に要約していきます!

やり抜く力を育む!

まず皆さんは子供がこれから人生の中で成功するにはどのような力が必要だと思いますか?

人によって感性も違うのでいろんな答えが出ると思いますが、私はどのような力の中でも特に

「やり抜く力!」

が大事だと考えています!

どれだけ優れた才能を持っていても、どれだけ恵まれた環境にいても、結局最初から最後までやり抜く力を持っている人にはいつだって勝つことができないからです!

このやり抜く力は、最近では

「グリッド!」

として扱われるようになり、注目も浴びてきている言葉ですが、簡単に言ってしまえば

「目標に向かって情熱を持ち、それに対して努力し続ける力!」

のことをいいます!

ではここからが本題ですが、実際問題どのように子供に接しればこのやり抜く力が育まれるのか?

これは、威厳的な接し方をする!とか放任的に接するとかが大事なのではなく、一番大事なのは、

「民主的に接する!」

と言うことです!

これがどういうことかと言うと!

本に書かれている説明をそのまま書くと、

「主体的な考えを示しながらも子供の考えを尊重する!」

といったもので、社会的になぜそのルールが存在するのかを説明しながら、それについての自分の考えを説明した上で子供の考え方を聞く!と説明されています!

例えば、子供がなかなかご飯を食べないとします!たいていの親でしたら、そんな子供を叱って食べさせようとすると思いますが、この民主的な話し方ではそういうわけではなく、このご飯はママが頑張って作ってくれたものだから食べなかったらママ悲しむだろうなぁ!といった自分の考えや、このお米は農家さんが汗水たらして頑張って作ったものだから、頑張って全部食べたら喜ぶだろうなぁ!といった客観的な考えを子供に対してかたりかけるといった具合です!

確かに怒ってしまえば、短期間で子供に言うことを聞かせられ楽かもしれませんが、その瞬間は良くても、長い目で見たときその子供との接し方では子供の自主性は育つ事はありません!

だからこそ民主的に語りかけ、自分の考えを示すことで考え方のヒントを与え、その中で子供自身に考えさせる!と言う接し方が何より重要になってくるのです!

やり抜く力を身につけさせる3つのポイント!

上記では、やり抜く力を身に付けるさせるために

「民主的に接する!」

と言う内容を紹介しましたが、その他にもこのやり抜く力を身に付けさせるために必要な3つのポイントが書かれていたので紹介します!

1.褒めない!

まず最初に説明しておくと、褒めない!とありますが決して褒めることが悪いと言うわけではなく、ちゃんとそのことを理解した上で褒めない!と言う接し方をしましょう!と言うことです!

この「褒める!」と言う行為は諸刃の剣で、子供のモチベーションを上げるのに非常に有効な方法ですが、その反面子供が、物事を理解して行動するのではなく、褒められるために行動してしまう可能性が出てくると言うデメリットもあると言うことです!

例えばおもちゃを片付けて、「えらい!」と褒められた子供は、なぜおもちゃを片付けないといけないか理解しないまま、次からも褒められるためにおもちゃを片付けようとしてしまうのです!

このような褒められるために行動してしまう癖をつけてしまうと、自分で物事を考える「自主性!」が育たなくなってしまい、大きく成長していく中でも、自分の中で意味を見出せずただ周りからのアクションのために行動してしまうようになってしまうのです!

だからこそ子供を褒める!と言う事は非常に効果があり、良い反面もあるのですが、そのデメリットの部分もしっかり理解し、もし褒めた場合は、なぜそれが良かったのか?と言う説明をしっかり行いましょう!

2.子どもの興味関心を見極める!

子供にやり抜く力を身に付けさせたい時、その1口部分で必要な事は、

「子供の興味関心!」

です!

がむしゃらに自分の好奇心のまま、自分が興味を持ったことをやり続ける!そしてそれを繰り返し継続する!これこそがやり抜く力の源泉になるのです!

だからこそ子供を持つ親に必要な事は、

「興味を持つきっかけや遊びを探す機会を与える!」

が重要になってくるのです!

これはそんなに難しいことではなく、いろんな場所に連れて行ったり、いろんなことをさせる!と言うことでいいのです!

ここで1つ注意が必要なのは、

「あくまで子供が興味を持ったことに対していろんなことをさせる!」

と言うことです!

子供にいろんなことをさせる上で、親がしがちな事は、子供の将来のためにいろんなことをさせるわけですが、英語や習字や塾など、子供興味関心がメインではなく、子供の将来のためと言う考えを中心的に持ってしまうことです!

端から見ればそれこそが愛なのかもしれませんが、子供に本当のやり抜く力を身に付けさせたい!と思った時、興味のないことをいやいや無理矢理させていても、結局やり抜く力が身に付く事はありません!

周りが見えなくなるほど熱中し、それをとことん追求するからこそ本当の「やり抜く力!」が身に付くのです!

3.正解を言わない!

これは親の立場で一番しがちなことですが、親は子供より長く生きている分、どうすればその問題が解決されるか?と言うことをある程度熟知しています!

だから子供が困っているとついついその答えをすぐに言ってしまいがちです!

一見正しい答えを知ることが重要だとも感じますが、この正しい答えを自分が考える前に出されると言う経験を繰り返してしまうと、そのうち、

「自分で考えて答えを導き出す!」

と言うことができなくなってしまいます!

子供が困っていたり、立ち止まっている時、子ども自身の自主思考を成長させる為にも、答えを言いたい気持ちをグッとこらえ、子どもが自分自身の答えを導き出す機会を与えましょう!

これを繰り返すことで、自主的に物事を考え、やり抜く力が徐々についてくるのです!

問題解決能力を育む!

大人になり生きていく上で、この

「問題解決能力!」

は非常に重要なスキルになってきます!

人は成長すれば成長するほど、関わる物事も増えそれに対して問題もより多く発生するようになってきます!

そんな時に、目の前で起きる問題を解決できないままいると、自信も持てなくなるし、周りからも必要とされなくなってしまうのです!

また、収入面でも世の中にいる高所得者の方たちは揃ってこの「問題解決能力!」が優れている方が多いです!

それも当然なことで、私たちがお金を払うと言う行為は、基本的に目の前にある問題を解決するために支払うものであるため、その問題をより多く解決できる人は他の人よりも多くの収入を得ることができるのです!

ではどうすれば、この「問題解決能力!」を育むことができるのか?

この本の中にはいくつもの方法が書かれているのですが、その中でもわかりやすくて実践しやすい2つの方法を紹介します!

1.子どもの素朴な疑問に丁寧に答える!

子供って時に親よりも多くのものに関心を持ち、より多くのものに疑問を持ちますよね?

うちの娘もこないだ、「なんで雲って白いの?」と言われて返答に困っていました!

このように俺にとってはそんなことどうでもいいと思うような疑問をいっぱい持ったりしますが、この疑問こそが問題解決能力を育む上で特に重要で、この

「疑問を持つ!」→「なぜか考える!」

の思考の繰り返しこそが、この問題解決能力を育む一番の方法なのです!

ではこのような素朴な疑問を投げかけられた時、親としてどのような対応をとればいいのか?

それは、

「丁寧に答える!」

と言うことが1番重要になってきます!

子供に答えがないような疑問を投げかけられたとしても、いつもでも正しい答えをしなくてもいいのです!

より子供自身に考える時間を持たせるためにも、

「なんでだと思う?」

とより思考を加速させるための接し方をすることが何よりも重要なのです!

しかし、ここで1つ注意が必要なのは、子供のどんな疑問に対しても、ただ「なんでだと思う?」と答えているだけでは、子どもの思考に任せきりで、ほったらかしになってしまうと言うことです!

それを防ぐためにも、疑問を投げかけた上で必ず、

「自分の考えもしっかり伝える!」

と言うことを必ず行いましょう!

その回答が必ず合ってる必要はありません!

子供と一緒に考え、子供自身にそんな考え方もあるんだ!と言うヒントを与えられさえすれば、子供は自分自身の中で思考をめぐらし自分の中にいろんな答えを出せるようになってきます!

これこそが「問題解決能力!」なのです!

2.失敗経験をさせる!

失敗して、嫌な思いもするし、極力したくはないし、子供自身にもさせたくないですよね?

しかし、この失敗経験とは、実は問題解決能力を身に付ける上で非常に重要な役割を担っており、人は失敗した時、

「ではどうすればできるんだろう?」

と自然に考えます!そしていろんなことを試行錯誤していきながら自分自身の答えを導き出していきます!

もし、人生の中で何も失敗することなく、無難に生きていると、確かに嫌な思いはしないかもしれませんが、何か目の前に大きな壁が現れた時、結局どうすればいいか自分自身で考えることもできず、そのまま諦めてしまうようになってしまうのです!

だからこそ親と言う立場にある方は、子供が何かしようとした時、ただ助けるのではなく、ときには失敗するのがわかっているとしても、温かく見守り、子供自身が自分自身でその失敗を学ぶ経験を積ませてあげることこそが、子供自身の成長に何より役に立つのです!

最後に!

いかがだったでしょうか?

私も2人の子供を持つ親なので、できるだけ子供には失敗してほしくないし、失敗したことで嫌な思いをして欲しくないと思うあまり、すぐに助けようとしたり、口出ししてしまいがちです!

でも、この本を読んで理解すると、私が今までやっていた事は、子供の成長を妨げてしまい、子供の可能性を狭めてしまうということにショックを受けました!

しかし、この本にあるような接し方を心がけていると、ふとした時に子供の口から、

「これってこういうことなんだよね?」

といったような、自分自身の中で問題を噛み砕き、自分なりの考えを導き出すようになってきて、驚きましたし、何よりその子供の成長が嬉しく思いました!

今まさに子供をさせている方!これから子供が生まれ親になる方にとって非常に参考になる本なので、興味がある方はいちど手に取って読んでみてください!


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