【照蔵読書】マネーの公理 〜投資メンタルの極意〜

照蔵読書
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今回紹介するのコレ!

マックス・ギュンターさん著書の

『マネーの公理』

です!

この本は世界の中でも幸福度が大きいスイスで、その幸せを掴む為に培われた投資法の根本が書かれた本で、投資自体の考え方を改めさせられる内容の本でした!

私もアメリカ、中国の株式、また世界分散型のインデックスファンドにて資産を運用しているのですが、この本を読んで、再度考えさせられました!

今回も特に大事だと思った部分を要約していきたいと思います!

では早速入っていきます!

合理的に賭ける!

最初から資産が多くあり、多額の費用を幾つかの場所にリスク分散することは暴落時の危険を避ける為に必要ですが、この方法は一から資産を築きあげようとしている人にはあてはまらないということです!

投資とはリスクとリターンが比例しています!一から資産を築きあげ、そこそこの資産をで良ければ最初から分散してもいいのですが、やはりある程度の大きさの資産にしたいともし思うのであれば、

『分散投資に逃げず、リスクを取る』

という考え方を持たなければなりません!

例えば資産が少ない人が資産を分散投資し、その一部の1万円が倍になって2万になったとしても、億万長者になりたければ意味が無いのです!

その為、適切にリスクを取り、最大のリターンを得る!

これこそが、投資で億万長者になる為の最初の一歩なのです!

強欲に打ち勝つ!

人の欲には天井がありません!

次から次へと欲しいものは増えていき、お金をどれだけ稼いでも、もっともっとと欲しくなります!

この欲望は人を動かすモチベーションにもなるのですが、投資の世界では弱点となってしまいます!

この欲望をコントロール出来ないと、資産を上手く運用し、読み通り価値が上がってきた時に、まだ上がるかも!いや、上がるはずだと、傍観していると、いつのまにか価値は下がっていき、結局利益を得られないまま資産を手放す事になってしまうのです!

だからこそ、この強欲をコントロールする為にも、

『目標利益を決めておく』

また

『早過ぎる程の利食いを行う』

という考え方を大事にしなければならないのです!

まず目標利益を明確にしておけば、資産価値が上がってきた時でも、冷静に売却が出来ますし、早めに利食いを行う意識を持っていれば、例え小額だとしても確実に利益を確保できるのです!

投資をするうえで、人の『強欲』を理解し、コントロールしましょう!

投資に希望を持つな!

これは投資家にとっては少し冷徹な話ですが、一から投資を始めた方からすれば、この投資とは『希望』なのです!

この投資が上手くいけば、億万長者になれるかもしれない!家族をもっと幸せに出来るかもしれない!という希望を持って行うものだからです!

この希望自体はすごく美しく、人に活力を与えてくれます!

しかし、投資をする上でこの希望は持ってはいけないのです!

なぜなら投資とはあくまで、

『リスク』

があるからです!

もしかしたら、資産が全てぶっ飛ぶかもしれない!失敗すれば家族をどん底に陥れてしまうかもしれない!

この現実を理解しておかなければならないのです!

このリスクを理解せず、希望だけに縋り付いていると、もし失敗し始めた時に、損を切る事が出来なくなってしまうのです!

失敗するかもしれないという現実を受け止め、もし思ってもいない失敗に向かってしまった時に、迷わず損切りできるよう『希望』に縋りつかないようにしましょう!

予測は不可能!

投資ははっきりいって予測ができません!

あらゆる情報を元に、予測に近づけるかもしれませんが、完全に投資を読み切る事は絶対に不可能です!

それは投資しているのは機械では無く、人間だからです!

会社、組織で働く人間!そして、それに投資を行う人の力によって株価は変動します!

そこに係る人の境遇、考え方を全て把握し、理解する事は不可能なのです!

人は投資する時には未来をいつも見ようとします!しかし、人はそれが完全には不可能である事を前提に物事を考えないのです!

その考え方が大きな損を生む卵である事に気づかず!

投資で成功する為にも、投資の世界で完全に『予測』できるものなど無いということを頭に入れておきましょう!

機動力と計画!

投資とは常にリスクを負うものである事は分かりましたが、次に考えないといけない事は

『動き続ける』

と言うことです!

最近ではアメリカインデックスファンドの長期投資が流行していますが、この安定しているというインデックスファンドであっても、ずっと同じ投資を繰り返す事というのは『リスク』を増やす要因ともなり得るのです!

安定した複利がずっと得られていれば良いのですが、何回も言いますが未来は誰にも分かりません!

もしかしたら暴落が続くかもしれない!

投資している国自体が衰退するかもしれない!

そうした時に長期投資というリスクが低い投資法であっても、時間ロスというリスクが付き纏うのです!

30年間積み立てた資産が損が出なかったが、結局有益な資産にならなかった!となってしまうと阿鼻叫喚ですよね!

せっかく長い時間、色々支出を削り、投資費用を捻り出して、色んなことを我慢したのに結局これかよ!ってなりたくないですよね?

これは別に長期投資を辞めろと言う訳ではなく、動き続けるという行為が重要なのです!

長期投資を行いながら、世界情勢や資産の価値を確認し、リスクが高まるようなら長期投資の一部を別のジャンルの資産に変えたり、一定期間ごとに、資産のリバランスを行い、利益と損失のバランスを調整するなど、一つの計画に根を下ろしてしまうのではなく、常に情報を仕入れ、動き続けることこそ資産を守り、増やす方法でもあるのです!

最後に!

いかがだったでしょうか?

この本は投資方法というより、投資に関するメンタルの部分について特に学べた一冊だと感じました!

今回取り上げた他にも、宗教やオカルトと投資の関係性や人間の執着に対する恐怖についても書かれており、投資をする上で必要不可欠な事が盛りだくさんでした!

これかは投資を始める方や既に投資を行なっており、更なるレベルアップをしたい方に特におすすめする本です!

良ければ是非読んでみて下さい!

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