今回紹介するのはコレ!
川下和彦さんとたむらようこさんの合作著書の
『がんばらない戦略』
です!
今回も実用的な部分をピックアップして要約していきます!
では早速入っていきましょう!
何故私達は頑張るのか?
まず、この本のタイトルにもなっている「がんばる」と言う事ですが、なぜ私たちは頑張るのでしょうか?
これは私たちが、「がんばる」ことこそが良いことだと教育されてきたからです!
小さい時から、頑張れば頑張れるだけいい!と教えられ、学校などの教育機関でも頑張ることこそが美学だとされています!
私も、頑張ると言う事は美しいことだと思いますし、決してこの「頑張る」と言うことが悪いこととは全く思いません!
しかし、この「がんばる」と言う事は少なからず心と体に負担をかけることになります!
がんばることがダメだと言う事はありませんが、もし頑張らずにできるのであれば、心や体に負担をかけず、また時間も有効に使えるため、本当に自分がしたいことに目を向けたり、自分の力を誰かのために使うことができるのです!
何より、「がんばる」と言う事は自分の中の余裕を減らしてしまう行為であり、時にその余裕のなさはミスを生んだり、リスクが生じたりします!
皆さんも経験したことや見たことがあるかもしれませんが、がんばりすぎて空回りしている方や、頑張るあまり周りが見えず孤立してしまったり、頑張ることによって最終的な目標を遠ざけることもあるため、人は楽しくがんばらなければいけないのです!
この本は、そんな人が生む頑張りを正しく使うために書かれた本で、がんばる国と頑張らない国の2つがあり、がんばる国にいる少女が頑張らない国へ行ってその中身を勉強するようなストーリー仕立てになっており理解しやすい形になっています!
その中身でも特にわかりやすいところを今回は注釈していきます!
曜日で決めれば頑張らない!
これは、頑張らない国でいつも決まった曜日に掃除をしているおばちゃんを、がんばる国の少女が見て、いつも決まった曜日に掃除するの大変じゃない?と聞いたところ、おばちゃんはあっさり「人間決まった曜日に何かをするようにすれば、頑張らずにできる」と言われて、少女は決まった曜日や決まった時間に決まったことをする習慣をつければ人間はがんばらなくてもそれができるようになる!と言うことに気づくと言う内容の話で、そもそも人が何か行動するときには、人のモチベーションが大きく関わっています!
気持ちが乗らないときには何もやりたくありませんし、逆に気持ちが乗っているときにはなんだってできる気がします!
逆に言えば、何か行動を起こすときにこのモチベーションを採用させないようにすれば、誰だって頑張らずにその行動ができると言うことです!
その方法として掲示したのが
「決まった時間に決まったことをする」
と言う方法です!
例えば、朝起きたらまずカーテンを開けて日光を浴びる!ご飯を食べたらすぐに歯磨きをする!夜寝る前には読書を30分する!など人は決まった時間や決まったタイミングとその行動を結びつければ、頑張らずにできるようになります!
何かめんどくさいと思うようなことでも、決まった時間に、決まったことをするようにしてみてください!そうすればやりたいやりたくない関係なく、その行動ができるようになります!
人生全てゲーム!
これは、世の中にあるすべてのことをゲーム感覚にしてしまえば、何事も楽しくできるになる!と言うことで、この本の中では、ある営業マンがうまく注文を取れずに出てきたところ、急にガッツポーズをしだしたので、不思議に思った少女が聞いてみると、その営業マンは「100回営業に失敗したら、おいしいお寿司を食べると言うルールにしていたので、今日はおいしいお寿司を食べるんだ!」と聞いて、いかにネガティブなことであっても、全てゲーム感覚にしてしまえば、そのネガティブでさえも人は楽しめるようになる!と言うことに少女が学ぶような形になっており、私も特にゲームが好きな方なので、この方法はすごい印象に残りました!
皆さんにも何かしら経験はあると思うのですが、毎日のルーティンワークでめんどくさいことであったり、仕事の中でもやりたいこととやりたくないことがあると思います!やりたい事はいいですが特にやりたくない事はその仕事に手をつけることさえためらわれます!
そのような特にネガティブなことに対して頑張ることを緩和してくれるのだこのゲーム感覚で行うことです!
例えば、いつも辛口な意見を出してくる営業先への電話などでは、辛口な意見を5個もらえれば今日はスイーツを食べる!やいつもやってるトイレ掃除では、タイム形式にし、決まった時間に掃除を終えることができれば、ゲームで課金する!など自分がやりたくないと言うことに対してゲーム的要素を付け加えることでそのやりたくないと言う感情でさえゲーム感覚にしてしまい、ネガティブなことさえも楽しんでしまう!といった方法です!
私たちは基本的に、自分に利益が少ないと感じることや、めんどくさい事は基本的にやりたくなくなるように設計されています!それは決して悪いことではなく、私たちの中にある生存本能が本当に私たちが生きることに必要なことに注力できるように構成されているからです!しかし、この世界で生きていくためには、やりたいことだけではなく、やりたくないことやめんどくさいことにも目を向けなければ生きていくことができません!
そんな「やりたくない」や「めんどくさい」が出てきたら、いちどゲーム感覚にしてやってみてください!そんなめんどくさい事が急に楽しくなってきます!
段取りを減らせ!
これは、人は何か物事をするときに段取りを減らせば減らすほど、頑張らずにできるようになる!と言う内容で、少女が街で、急に腕立て伏せをする男性を見て、驚いて声をかけると男性は「美しい女性と出会ったら腕立て伏せを10回するようにしてるんだ!」と言い、若干危ない男性にも感じますが、実は論理的な人間でこう教えてくれます!
例えば、人がジムに行って体を鍛えようと思った時、数多くの手順が存在します!
まずジムにいつ行くか決める、ジムへ行くために車に乗り、ジムで入館手続きをする、運動しやすい格好に着替える、どんなメニューをするか決める、実際にマシンの前に行マシンを使う!私たちが体を鍛えようと思ってジムに行こうと思っても、最低でもこれだけの段取りを済ませて、行動に移す必要があります!
単純にめんどくさいですよね?このめんどくささこそが人をがんばらせる要因になっています!
だから、何かしたいことがある場合は、極力段取りを減らせば、人は自然と頑張らずにできるようになるんだよ!
といったふうに教えてくれます!
これは実は、もうすでにいろんなことに使われている技法で、例えば私たちが持っているスマートフォン!
私たちは1日の24時間のうち平均約4時間ほどスマートフォンを使用していると言うデータがあります!こんな小さい端末に私たちの1日の6分の1も使われているのはなぜか?
それは、このスマートフォンで何でもできるだけでなく、それが指1本ワンタッチで簡単にできてしまうので、人は自然と触ってしまうのです!
もしこのスマートフォンが、毎回電源を入れて長い暗証番号を打ち、アプリ検索を行い、アプリへ毎回ログインし、初めて使えるようなものであるならば、人は1日に4時間もスマートフォンをいじる事はないでしょう!
私たちは何かやりたいことや行動したいときには、その行動に行き着くまでの手順の多さによってモチベーションが変化します!
何かその行動でやり遂げたいことがあるならば、良いシンプルな方法でできる方法を探し、逆に自分の中で辞めたい習慣などがある場合は、その手順を出来る限り多くし、自然に止めれるように、段取りの数をコントロールしていきましょう!
最後に!
いかがだったでしょうか?
私は体育会系の人間なので、何よりこの頑張ると言うことが大好きなのですが!
特に社会に出てから、頑張ると言うことが当たり前になり、がんばらなくても結果を出せる人を見て、いつも羨ましく思っていました!
しかし、この本を読んで、あーなるほど、このようにすれば、人は頑張らずにできるになるんだ!と学ぶことができ、現在では、極力がんばらずに物事を進めるようにし、余った力や余った時間で、周りに貢献できるようになりました!
皆さんはがんばりすぎていませんか?頑張っているけど結果が出なくて歯がゆい思いをしていませんか?
そんな方はいちどこの本を手に取って読んでみてください!この本に書いてある方法を使えば、自然と頑張らずに何でもできるようになります!
コメント